創作画人協会2022年 第56回創展  2022年9月27日-10月5日

第56回創展開催のご報告をさせていただきます!

コロナ禍も3年目を迎えました、感染者の増加傾向が留まることがない状況下ですが、世間もコロナ禍を日常的出来事と捉えて生活を又経済活動をコロナ禍前に戻そうとする傾向がありありと見受けられます。

さて、その様な状況下、第56回創展が上野、東京都美術館で開催されました。56回展は2022年9月27日(火)~10月5日(水)8日間の開催(月曜休館)でした。2020年の54回展、2021年の55回展は開催できず、オンライン上の開催に切り替えました、其れはそれで好評の面もあり一定の評価を頂いたと確信しておりますが、56回展では、直接、作品に触れられる感触を久しぶりに存分に楽しまれたことと思います。残念なことですが、56回展は会の構成員全員が参加出来ない状況が生まれてしまいました。一般応募者も同様、作家の老齢化、3年間のブランクが生む意欲の減退等予想を超える出品辞退者に驚いた次第ですが、作品搬入直前になり、理事・事務局の取り組みが功を奏して、前回を遥かに上回る出品数になりました。その上、旧作品を「歩み続ける創展の軌跡」と銘を打ち募集したところ各々作家の自信作が集って内容の優れた作品群の展示が実現しました。結果56回展は想定を超える作家の意欲的な作品が結集しました。例えば、ジャンルの垣根を取り払った結果、レベルの高い精密なシャドーボックス、紙絵、染色、ミックスメデイアを駆使した独自の作品等々、出品数161点(2019年53回展133点)量・質共にレベルアップした作品は、常連のお客様、ご来場者、美術愛好家、評論家を含む美術関係者の皆様に創展の作家の作品とエネルギーをお感じ頂け、ご堪能頂けたと確信しております、皆様の忌憚のないご評価を頂ければ幸甚に存じます。

                                                                    創展 森  務

森水碧先生を悼む

森水碧先生を悼む

 お亡くなりになった森水碧先生は、創展の理事会員として会の要である事務局長を長く務めてくださり、多くの創展会員が母とも慕う存在でありました。ご生家は東京渋谷の有名な写真館、女子美をご卒業後、女流作家協会にも所属され数々の秀作を生み出され、会に多大なる貢献をされました。思い起こせば多くの事がございますが、いつも冷静で正統派であることを感じておりました。

今回オンラインで遺作をご提供いただく赤堀通夫会員も森先生をお慕いする一人でありました。私も先輩画家である森先生の90歳のお祝いの会に参加させていただいたことを、つい先頃のことの様に鮮明に記憶しております。訃報に接したときに正に“巨星落つ”の感覚でした。                    

創作画人協会 森 務

赤堀通夫会員を悼む

赤堀通夫会員を悼む

 お亡くなりになった会員赤堀さんをご存じない方も多いと思います。

赤堀さんは創展の古い会員であり、その描く絵画は正に心の中にある赤堀芸術の叫びそのものでありました。画面からにじみ出る静寂はあくまでも透明で美しく、なんの衒いもなくひたすら絵画芸術を求める赤堀さんのお姿を見て、地元四国は勿論、中央画壇に於いても、多くの赤堀ファン、創展関係者、美術評論家、マスコミ、海外における展覧会でも皆感動し絶賛しています。それと言うのも、赤堀会員は手足が機能せず(肢体麻痺)、筆を口に咥え油彩を操り、奥様が献身的に支えとなり創作に挑戦し続けました。

創展は一貫して赤堀絵画を高く評価し、その精神性の高い芸術作品を愛しました。    

創作画人協会 森 務

2022年創展 遺作

2022創展 表彰者

文部科学大臣賞 大久保 亮 共生

文部科学大臣賞 大久保 亮 共生
文部科学大臣賞 大久保 亮 共生

創展賞 川口 武男 汚染

2022創展 顧問

2022年第56回創展 理事

2022年第56回創展 会員

2022年第56回創展 準会員 

2022年第56回創展 会友

2022年第56回創展 一般

2022年第56回創展企画 歩み続ける創展の軌跡